本記事はそれなりにゲームを理解している方向けの記事となっています。もちろん、初心者の方でも理解できるように記載しているつもりですが、どうしても難しい内容となっています。(しかも結構長いです。)
また、今回の内容を理解してもゲーム内で有効に活用できる場面はかなり限られるかと思います。「ゲームの仕様としてこんな風になってるんだ」という読み物的な扱いでご覧いただければ幸いです。
本内容は以前投稿したこちらの記事の続編的な扱いとなっていますので、こちらも合わせて参照ください。(こちらの内容は初心者向きです)
https://idolyp.gamewiki.jp/%e3%80%90%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%97%e3%83%a9%e5%9f%ba%e6%9c%ac%e6%94%bb%e7%95%a5%e3%80%91p%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%ab%e3%81%ae%e4%bb%95%e6%a7%98%e3%80%81%e6%ad%a3%e3%81%97%e3%81%8f%e7%90%86%e8%a7%a3/
ライブスキップをしないでライブを見た場合、SPスキルやAスキルのタイミング以外にも細かい点(ビート)が存在し、その度に少しずつスコアが増えていきます。
発動条件が無いPスキルに関しては最初の発動後、このビートによってスキルのCTが徐々に減って0になったら次のビートから再度発動という流れであることを以前の記事で解説しました。
ただしこの表現、正確にはあまり正しくないです。
普段からスキルの効果やCT、継続ビート数などまで意識して編成を組まれている方は「このスキル、何ビート目から効果が掛かる判定になるのか?」という疑問を持ったことがあるかもしれません。
例えば以下の[撮れ高たっぷりショット]成宮すず(通称:くますず)ではPスキル1つ目にCT50でスコアラータイプ2人へのスキル成功率上昇効果が32ビート継続するようなスキル、Pスキル2つ目にCT50でダンスが高い2人に7段階スコア上昇効果が54ビート継続するというスキルを持っています。
では、ここでクイズです。
Q1. スコアラータイプ2人の1ビート目自体にスキル成功率上昇効果が乗るでしょうか?
Q2. ダンスが高い2人の1ビート目自体にスコア上昇効果が乗るでしょうか?
Q3. くますずPスキルによるスコアラータイプ2人の2回目(Q1のタイミングを1回目とする)のスキル成功率上昇効果は何ビート目から乗るでしょうか。
※答えは本記事の一番下です。全て正解したあなたは立派なプロ牧野です。
単に1ビートといえど、実際にはゲーム内で色々な処理が行われています。
1ビート内の処理には大きく分けて4つの段階に分かれています。(実際にはもっと細分化できますが、ここでは簡単のために4段階と定義しています。)
① SPスキル、Aスキルの有無と発動可否の確認
② Pスキルの発動可否の確認と発動(ビート前)
③ SP/Aスキルの発動、スコアの獲得と全CT1ビート減少 ※この③の工程を「ビート処理」と呼ぶことにします。
④ Pスキルの発動可否の確認と発動(ビート後)
ここで注目したいのは②と④で1ビート内にPスキルの発動タイミングが2回あるという点です。
なぜそう言えるかについては以下の画像を見ていただけると分かりやすいです。
1枚目の画像は1ビート目が過ぎてすぐの状態です。くますずの1つ目のPスキルが発動しており、CTのカウントを見ると49となっています。
すなわち、CT50であるのに既に49となっているということは1ビート目でCTが減らされていることが分かります。よって、ビート処理よりも前にスキルが発動していると言えます。
2枚目の画像は49ビート目が過ぎてすぐの状態、3枚目の画像は50ビート目が過ぎてすぐの状態です。49ビート目終了直後はCTカウントが1となっていますが、50ビート目終了直後はCTカウントが50となっています。
この状況からPスキルは50ビート目のビート処理よりも後に発動していると言えます。
→このことから実際に効果が乗るのは1ビート目や51ビート目自体からということになります。
ビート処理の直前と直後に2回Pスキルの発動タイミングがあることは分かりましたが、どんな時に「前」に発動し、どんな時に「後」で発動するのか、というのが次の疑問です。
これはPスキルの発動条件に応じて3つのパターンに分けることができます。
① 発動条件が無い(繰り返すパターンの)Pスキル
② 「ビート時」「SP/Aスキル発動前」と発動条件の記載があるPスキル
③ ②以外の発動条件があるPスキル
①については原則ビート処理後発動ですが、1回目の発動時のみビート処理前の発動となります。
②については例外なくビート処理前の発動です。
③については例外なくビート処理後の発動です。
上記の内容を踏まえると、クイズQ1のケースでは①のパターンで1回目の発動であるので、1ビート目そのものにも効果が掛かるということが分かります。
(9/2 12:00追記)※①のタイプのPスキルにおいて別アイドル等のCT減少スキルによってライブ開始直後のような状態(=Pスキルアイコンが点灯しており、カウントが表示されてない状態)に戻った場合、2回目以降でもビート処理前の発動となります。
もう1つ重要な要素として1ビート内に発動できるタイミングは2回あるものの、実際に発動できるスキルは1つまでというルールがあります。
例えばPスキル2個持ちアイドルで、1ビート目のビート処理前にPスキル1つ目が発動した場合は1ビート目のビート処理後のタイミングではPスキル2つ目を発動することはできません。
具体的にはクイズQ2のケースがまさに当てはまります。くますずのPスキルはいずれも①のパターンのPスキルです。
そのため、本来は1ビート目のビート処理前に両方のPスキルが発動しそうですが、1ビート1スキルの原則があるので2つ目のPスキルは2ビート目のビート処理前の発動に変更されます。
このくますずのPスキル発動ズレは結構有名な話なので意識しているマネージャーも少なくないかと思います。
ただし、1ビート1スキルと表現しましたが、あくまでもPスキル内の話です。SPスキルやAスキル、さらにはフォトのパッシブスキルとは別扱いなので、1ビート内にSPスキルとPスキルとフォトのパッシブスキルが全て1つずつ発動ということはあり得ます。
ここまでの話を整理して1ビート内の流れを改めて画像でまとめました。
これまでの内容は1人のアイドルにフォーカスしてPスキルの発動タイミングの話をしましたが、ここからの内容は他アイドルも含めた発動タイミングの話です。
Pスキル(+フォトのパッシブスキル)の発動タイミングが複数のアイドルで完全に重複した場合は、メンタル値が参照されます。
メンタル値が高いアイドルのスキル発動が優先され、その後もメンタル値順に発動していきます。バトルの場合は相手のアイドルも含めて考慮されます。
一般的にバトルの場合は「デバフ付与」→「デバフ回復」の順でスキルを発動することが好ましいため、自身が「デバフ付与」側でも「デバフ回復」側でも相手よりも後にスキルを発動した方が有利なため、メンタル値を低くしておくことが推奨されています。
最後に若干本筋とは脱線しますが、SP/A/Pスキル問わず「ダンスタイプ2人に○○上昇効果」や「スコアラータイプ1人に○○上昇効果」のような形で効果対象が記載されている場合がよくあります。
このような場合で編成にダンスタイプが5人いる場合やスコアラータイプが3人いる場合は効果対象がハッキリしない状態となります。
その場合は編成するレーンで優先度が決まっており、左のレーンから「④②①③⑤」となっています。
例えば全員ダンスタイプを編成した場合に「ダンスタイプ2人に○○上昇効果」が発動した場合は効果対象がセンターと左から2レーン目のアイドルとなります。
このあたりは全てのライブで非常に重要な考え方になるので覚えておきましょう。
A1. 乗る
A2. 乗らない(2ビート目自体から効果が乗る)
A3. 51ビート目
星見プロダクションのチーフマネージャーをやってます。
↓一応証明
https://twitter.com/idolypride/status/1440254628419887110?s=20&t=TXb079Fe3DIh_BC4zNVMew
アプリについてはグループ001に所属してますので、同グループの方はよろしくお願いします。(ゲーム内の名前は単にロマンスです。)
コメントありがとうございます!
お役に立てて良かったです!